質問>ピオーネは黒い真珠として知られていますが、これまで順調でしたでしょうか?

そうですね。昭和49年の7月に設立された組織ですが、当初から順風満帆とはいきません。 入植して土づくりをして葡萄を育てるわけですが当初は切り開いた土地なので歩くのも大変でした。そして5〜6年かかって葡萄が成り始めてからは評価されてよい価格で販売できたものの、生産量が少なく、厳しい時期もありましたね。

質問>当時はサンライムをご利用いただきました。

土壌の改良資材ですから今でもコンスタントに使っていますが、当時はサンライムを百キロ単位で使っていましたね。地力を上げていくためにはカルシウム資材はなくてはならないものです。見れば木があり実がなっているわけですが、木は根から養分を吸い上げているわけですから、土づくりはとても大事です。

質問>使っていただいて何かご感想は?

私が見ていて思うのは、同じハウス内の木でも、当初からカキ殻肥料とかを入れて土づくりをして植えたエリアの木と、植えてから肥料等を与えて育てた木には体力的な違いがあるということです。 木は20年30年と生産をあげていくものですから常時きめ細かな管理ができるかといえば、なかなか難しい時もあります。そんな時に差となってあらわれてきます。葡萄はデリケートですから…。 やっぱり木の能力というよりも基礎体力は土の中にあるという感覚ですね。カキ殻肥料への信頼度は高いです。

質問>今は順調なご様子ですね。

いやぁ、一年一作でやったからといって30年やって30回、40年やって40回の経験しかないわけですから、今でも毎年一喜一憂してるような状態ですよ。(笑)